❶ 熱中症を正しく知ろう
▪ 体内に身体に熱がこもって、体温が上がって、熱中症になる
熱中症になる要因は、
◦「蒸し暑さ」
◦「暑さに慣れていない」
◦「水分・塩分の不足」
◦ 「長時間連続作業」
対策として、以下の❷~❻を適切に講じてください
❷ 応急手当と水道水散布法
▪ Ⅰ度(軽度)意識ははっきりしているが、めまい・立ちくらみ等の症状
→冷所に移動して安静にし、身体を冷やし、水分と塩分を補給(1人にしない)
▪ Ⅱ度(中等度)頭痛や吐き気、だるい等の症状
→医療機関を受診(状況のよくわかる人が医療機関に同行)
▪ Ⅲ度(重症)意識障害、けいれん発作、高体温等の症状
→救急車を要請
救急車が到着するまで、作業着を脱がせ、水をかけて身体を冷却
❸ 暑さ指数の活用
▪ 暑さ指数:総合的に蒸し暑さを表すもの
暑さ指数を活用するための4つのステップ
①暑さ指数の測定
②着用している着などを考慮して測定値を補正
③危険度を確認して対策
④作業者への周知
WBGT値の目安
31℃~33℃ 厳重警戒
28℃~31℃ 危 険
25℃~28℃ 警戒
21℃~25℃ 注意
❹ 水分塩分同時補給
▪ 水分と塩分は同時に補給
のどが渇いたと思ったときには、すでに脱水状態が始まっていることがある
のどが渇く前に、仕事の合間に、こまめに水分を補給することが大切
脱水症セルフチェック
つままれた爪の色が白からピンクに戻るのに3 秒以上かかれば脱水症を起こしている可能性あり
❺ プレクーリング
▪ あらかじめ体温を下げておき、作業中に体温が上がるのを緩やかにする
プレクーリングの方法は以下の2つ
◦ 身体の外部から冷やす方法 →クールベストを着る・手足を冷やす
◦ 内部から冷やす方法→冷たいものを飲む
❻ 健康管理
▪ 管理者 :
現場パトロールを行い、講師・受講者に声をかけ、健康状態を確認
▪ 講師・アシスタント:
単独作業を避け声をかけ合う
受講者に声をかけ、こまめに水分・塩分の補給を促す
❼ 対策
▪ WBGT値の目安 31℃~33℃ 厳重警戒の日の野外開催は検討する。(中止の場合は連絡いたします)
▪ 主催者側でもクーラーボックス等用意いたしますが、参加者さまの持ち物(クーラーボックス・飲み物・空調服等)も暑さ対策をお願いします。